世界国別対抗戦に、日本代表として出場することが決まり、インタビューに答える宇野昌磨=北村玲奈撮影
フィギュアスケートの平昌五輪団体戦の前哨戦となる世界国別対抗戦(20~23日、東京・代々木競技場)に男子の宇野昌磨(中京大)が初出場する。3~4月の世界選手権で銀メダルと躍進した19歳は「もっともっと自分の全力を引き上げて、その全力を出せたらいい」。今季を締めくくる大会で有終の美を狙う。
フィギュア特集 Kiss and Cry
昨季7位に沈んだ世界選手権で今季は自己ベストを更新して2位に。4回転フリップ、ループを成功させるなど大きく飛躍したシーズンでもあった。「去年の世界選手権の悔しさが、今年のレベルアップにつながったと思う」。悔し涙から1年、今年は笑顔に変わった。
変わったのは考え方だ。練習熱心で努力家。今までは周りにやめるように言われても練習を続けたが、休むことを覚えたという。「頑張っていなきゃ成功しないっていう考えだった。すごい努力して練習しないとうまくいかない、と。でも、そうではないと去年の世界選手権で思った。頑張れば絶対うまくいくという『謎の考え』をしていたけど、うまくいかなかった。何をしてきたんだろうって」
どれだけ練習をしても、しなく…