大リーグは16日、カブスの上原がパイレーツ戦で1点リードの八回に登板したが、2安打2四球で1死も取れず降板。3失点(自責点2)で昨季からの連続無失点が21試合で止まり、今季7試合目にして初黒星を喫した。マリナーズの岩隈はレンジャーズ戦に先発し、3回を7安打6失点と崩れたが、勝敗はつかなかった。マーリンズのイチローは九回に代打で出場し、三振に倒れた。アストロズの青木はアスレチックス戦に9番左翼で出場予定だったが、雨で試合が中止となった。
■上原、四球から崩れる
味方打線が均衡を破った直後の八回に救援した。しかし、カブスの上原は先頭打者に与えた四球から崩れ、1死も取れずに3点を失った。連続無失点は開幕から6試合、昨年7月からは21試合でストップ。チームは3連敗を喫し「(球自体は)悪くなかったと思う」と調子に結果が伴わなかったことに悔しさをにじませた。
先頭を3球で追い込みながらも歩かせた。後続の二塁打、四球で無死満塁のピンチを招く。ここでマーサーに適時打を許し、交代を命じられると、天を仰いだ。「先頭バッターへの四球が駄目だった。自分のミス」と悔やんだ。
前日は先頭にバント安打された後、3人で片付けている。マドン監督は「ボールは昨日とほとんど同じ。四球が痛かった」と話し、先頭の出塁の仕方が明暗を分けたことを示唆した。
上原の2日連続の登板は今季初めてだった。それも影響したのか。それでも「連投はちゃんとしないといけない立場」と言い訳はせず「また明日からです」と気持ちを切り替えていた。(共同)