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民主化の先、独裁リスク トルコ大統領に権力集中

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改憲賛成派の勝利宣言をし、支持者の声援に応えるエルドアン大統領=16日夜、トルコ・イスタンブール、杉本康弘撮影


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憲法改正の是非を問うトルコの国民投票が16日行われ、高等選挙委員会は同日夜、暫定結果として賛成が過半数を占めたと発表した。アナトリア通信によると、開票率100%で賛成票51・41%、反対票48・59%。改憲を推進してきたエルドアン大統領は勝利宣言をした。これで確定すれば、改憲が実現し、議院内閣制から大統領制に移行する。大統領の権限は大幅に強化されるが、独裁化への懸念も広がっている。


国民投票の大勢が判明した16日夜、最大都市イスタンブール。大統領宮殿で勝利宣言したエルドアン大統領は「トルコ史上初めて国民の意思で変革の決定が下された」と語り、民主主義によって新しい大統領制が誕生すると強調した。


エルドアン氏の政治家としての経歴は、国是である厳格な政教分離に基づく世俗主義を担う軍や司法機関との闘いの連続だった。トルコでは親イスラムの政治勢力が台頭するたび、軍が介入し、民主的に選ばれた政権を交代させたり、親イスラム政党を解党に追い込んだりしてきた。


エルドアン氏らが設立した親イスラム政党・公正発展党(AKP)は2002年の総選挙で大勝して政権に就くと、高い経済成長率を実現。低所得者層向けの福祉政策やインフラ整備の充実をはかり、国民の支持をつかんだ。そうした国民の支持を背景に、AKPは軍の影響力をそぐことに取り組み、法改正を進めた。


だが、今回AKPが作成した憲法改正案は、議院内閣制を廃し、大統領に行政権を集中する制度設計で、「民主主義の基盤である三権分立を崩壊させ、独裁につながる」と批判される。


AKPがそうした批判を乗り越え、国民投票で賛成過半数を獲得した背景には、相次ぐテロ、そして昨夏の軍の一部によるクーデター未遂で、国民が「強い指導者」を欲した事情がある。エルドアン氏がクーデターを失敗に終わらせると、支持率は40%台から60%台に急上昇した。


その一方で、エルドアン氏とAKPは批判勢力を徹底的に封じ込めた。クーデターへの関与を疑われて10万人以上が拘束され、大量の軍人や公務員が職を追われた。メディアも100社以上が閉鎖を命じられ、200人以上の記者が逮捕された。締め付けは社会全体を萎縮させた。


エルドアン氏やAKPは国民投票のキャンペーンで「改憲に反対するのはテロリスト」とレッテルを貼り、メディアは反対派のキャンペーンをほとんど取り上げなかった。そもそも反対の論陣を張るはずの文化人や知識人の多くは拘束され、批判的なメディアは閉鎖されていた。(イスタンブール=其山史晃、アンカラ=渡辺丘)



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