事故現場となったマンション前の献花台で焼香する家族連れ=25日午前8時17分、兵庫県尼崎市、矢木隆晴撮影 夫を亡くした女性は歌った。「時折忘れてしまいそうだ やさしい君の声の響きを」。JR宝塚線の脱線事故から12年の年月が流れた。でも、きょうはあの日と同じ朝――。遺族らは追悼の場や現場で、失ったものを思い、そして祈った。 宝塚線事故から12年 遺族が献花「事故風化させない」 「12年間本当にさみしかった。本当に苦しかった。心が折れそうになることも何度も何度もありました」 追悼慰霊式で原口佳代さん(57)=兵庫県宝塚市=は、夫の浩志さん(当時45)を失ったあとの日々を振り返った。 独り残された絶望的な状態は「地獄」で、後を追うことも考えた。「思い出の渦の中から抜け出そう」と決め、前に踏み出すまで8年かかった。同じように心に傷を負った人に寄り添おうと、心療カウンセラーの資格を取得。広島の土砂災害被災地で講演もした。 だが、昨年10月、心のバランスを崩した。朝、目が覚めても体に力が入らず、布団に戻った。自宅で開くピアノ教室も休み、病院に再び通った。 夫が頭に浮かぶことが増えた。事故前夜、一緒に立った台所。夫が作ったカルボナーラは火が通りすぎて卵が固かった。「これ、カルボナーラとちゃうやん」。ほおばりながら、軽口をたたいたっけ――。 昨年末に年賀状を出し終え、あの年も酉年(とりどし)だったなと思った。12年前のこのとき、夫はまだ生きていた。「タイムスリップしたい」 3月末、JR西日本の担当者か… |
亡き夫「思いながら歩む」 宝塚線事故12年、妻の誓い
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