インタビューに応じる小池百合子・東京都知事=25日午後、都庁、遠藤啓生撮影
小池百合子・東京都知事は25日、朝日新聞のインタビューに応じ、6月23日告示の都議選(定数127)について「改革勢力を安定多数、確保する」と述べ、小池氏の支持勢力で過半数の議席確保をめざす考えを示した。取りざたされる国政復帰に関しては「一議員として戻る気は現時点ではさらさらない」と話した。
特集:小池都政
小池氏を中心とする地域政党「都民ファーストの会」は、都議選で60人規模の候補擁立をめざすとともに、公明党や地域政党「東京・生活者ネットワーク」と協力する。都民ファースト代表で小池氏の特別秘書を務める野田数(かずさ)氏は単独過半数を目標としてきたが、小池氏は公明などと合わせて過半数をめざす考えを示した。
一方、都民ファーストの国政政党との連携については「今、その発想はない」と明言。都民ファーストが勉強会「国政研究会」を始めたことなどから、小池氏の国政復帰の可能性を指摘する声もあるが、「今は都政に集中したい。ほっといてよ、と思う」と述べた。
今後、野田氏に代わって都民フ…