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綾野剛は「常に誰かのダミー」 臆病者の役作りとは

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-4-29 6:21:08  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


綾野剛=村上健撮影


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これまで演じた役は100を超える。昨年は7本の映画に出演、今年3月には日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞するなど、映画俳優としてめざましい活躍だ。4月からは久しぶりの連続ドラマ「フランケンシュタインの恋」に主演し、人間とふれあったことのない怪物役を演じている。「自分は常に誰かのダミー」と語る綾野剛さん(35)に、「役作り」や「自分」について聞きました。


――「フランケンシュタインの恋」は、孤独だった怪物が人と関わることで「自分とは何か」に向き合う物語でもあると思いました。綾野さんは自分のことを知り尽くしていますか?


僕じゃない人の方が知っているからおもしろいんです。皆さんは「綾野さんって、こんな人なのかな」ってパブリックイメージみたいなものを持って、僕を体感しようとしてくれる。たぶんそれが正解なんです。


自分自身は人からの影響で形成されている。100本以上の作品で演じていますが、すべての役が今の僕の考え方や発想を構築してくれているんです。そう考えると、自分のことをなにもわからないのがいいんです。でも、35年生きているとこだわりみたいなものがでてきて……。そうならないようにしているのですが。


――なぜですか?


こだわりをもつと固まるからです。形成を恐れています。軟体動物でいたいと思います。


――第1話でラジオから「自分をわかっちゃうなんて、自分を変えられなくてつまらない」という声が流れてきます。自分をわかることは……?


怖いですよね。「綾野剛はこう…




 

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