欧州連合（ＥＵ）の将来がかかるフランス大統領選の決選投票が７日、始まった。投票は日本時間８日午前３時（現地時間午後８時）に締め切られ、同日午前中には大勢が判明する見込みだ。

特集：フランス大統領選挙

決選投票に進んでいるのは親ＥＵのエマニュエル・マクロン前経済相（３９）と、反ＥＵ、反移民を掲げる右翼・国民戦線（ＦＮ）のマリーヌ・ルペン氏（４８）。マクロン氏は北部トゥケでブリジット夫人とともに投票し、ルペン氏は地盤である北部エナンボモンで投票した。

パリ４区の投票所に足を運んだアクポル・サンドリーヌさん（３５歳・女性）は「ＥＵを出るなんてあり得ない」と悩まずマクロン氏に票を投じた。

一方、ルネ・ラビアンさん（６７歳・男性）は「ルペンは過激主義者。マクロンは若すぎて子どものようだ」と白票を投じた。「今回は棄権や白票が増えるだろう。誰が大統領になっても、本当にフランスを代表しているとは思えない」と語った。

今回の選挙期間中、フランスで…