高島屋の「くまモンdeバーガーセット」(同社提供)
お中元商戦が本格化している。百貨店やネット通販は、若い世代を取り込む狙いでフェイスブックやインスタグラムといったSNSで「写真映え」する商品をそろえる。友人へのプレゼントや自分で食べる「自分買い」も増え、「お中元」の意味合いも変わりつつある。
高島屋は、思わず写真が撮りたくなる商品を目玉に据える。小さめのハンバーグ30個を積み上げる「黒毛和牛入りミニハンバーグ」(税込み5400円)や、ご当地キャラ「くまモン」のハンバーガーセット(同6480円)などをそろえた。広報担当者は「写真映えする商品で、お中元になじみがない若い世代に振り向いてもらえたらうれしい」。百貨店の顧客層は高齢化しており、高島屋の場合、20~30代は1割ほどだという。
「自分買い」需要にも、写真映えはウケる要素だ。贈答用ではなく、自分用にお中元向け商品を買う人が年々増加している。自宅で食べる前に、商品の写真を撮ってSNSで友人らにアピールできる。
そごう・西武は、ホームパーティーで大皿に盛った時に見栄えがするヨーグルトを使った鶏肉料理とスープのセット(同5400円)などを用意。広報担当者は「お中元売り場にはデパ地下にない珍しい商品もある。お中元を自分買い用の『グルメ祭り』ととらえるお客様もいる」と話す。
ネット通販大手の楽天は「楽天…