17日放送予定分ではタモリさん(中央)らが熱田神宮を訪れる(NHK提供)
かつて名古屋を笑いのネタにしていたことから「名古屋嫌い」のイメージもあったタモリさんが名古屋を訪れるとあって注目を集めていたNHKの紀行番組「ブラタモリ」。10日の名古屋地区の視聴率は17・5%(ビデオリサーチ調べ)で、同地区で過去最高を記録した。
「和解にお見えに」 ブラタモリ名古屋編、河村市長歓迎
放送では、名古屋城や城下町にみられる徳川家康の都市計画の思惑などが紹介された。また、過去に「エビフリャー」(エビフライ)などと名古屋弁を笑いにしていたタモリさんだが実は名古屋出身の友人が多く、「名古屋弁はネイティブに近い」と告白。実際に口にする一幕もあった。
そんな内容に、タモリさんの「名古屋いじり」に接した世代の市民からも好意的な声が相次いだ。
放送翌日に名古屋城を訪れた名古屋市西区の田中建一さん(68)は「親しみが持てた。地元の人間もなかなか知らない城下町の成り立ちがわかってよかった」。名古屋市中川区の中島初男さん(70)も「街の宣伝になってよかった。『エビフリャー』にも名古屋愛がこもっていたのかな」。
河村たかし市長も12日の記者…