テニスのウィンブルドン選手権第8日は11日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで、女子シングルス準々決勝があり、過去5度優勝で第10シードのビーナス・ウィリアムズ(米)が、全仏オープン優勝者で第13シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)を6―3、7―5で下し、2年連続で準決勝に進んだ。昨年準優勝のアンゲリク・ケルバー(ドイツ)を4回戦で破った第14シードのガルビニェ・ムグルサ(スペイン)は、第7シードのスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)を6―3、6―4で破り、準優勝した2015年以来となる4強入り。男子シングルス4回戦では、第2シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、2回戦で杉田祐一(三菱電機)を破ったアドリアン・マナリノ(仏)を6―2、7―6、6―4で下し、8強が出そろった。
第7日の10日は、男子シングルス4回戦で、全仏を制した世界ランク2位、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が、同26位のジレ・ミュラー(ルクセンブルク)に3―6、4―6、6―3、6―4、13―15で敗れた。同1位で、2連覇を目指す第1シードのアンディ・マリー(英)らは順当に勝ち上がった。