⑥クレジットカード情報などを入力すると、手続きが完了したという画面に切り替わる
大手検索サイト「グーグル」をかたるフィッシングメールで不正に入手したクレジットカード情報を悪用し、現金をだまし取ったなどとして、警視庁は、東京都豊島区南長崎1丁目、会社役員の佐藤真容疑者(35)ら男2人を電子計算機使用詐欺と詐欺の疑いで逮捕し、26日発表した。佐藤容疑者は黙秘し、もう1人は否認しているという。
サイバー犯罪対策課によると、2人は昨年9月と今年1月、40代男性のスマートフォンに「端末がウイルスに感染している」とグーグルから送信されたように偽ったショートメールなどを送って偽サポートサイトへ誘導し、サポート代金の支払い名目でカード情報などを入手。その上で、フリーマーケットサイトに自ら出品した商品を自ら落札し、このカード情報を使って支払うなどして、出品者として現金計約3万円を不正に得た疑いがある。
被害者が支払い方法としてコンビニ払いを選んだ際は、落札商品の支払い番号を「サポート代金の番号だ」と偽って送り、現金をコンビニで振り込ませていたという。
同課は、同様の手口の被害者が昨年3月以降、全国で約1千人以上いて、被害総額は2千万円を超えると説明している。