グーグルをかたったフィッシング詐欺の構図
①グーグルをかたるショートメールが送られてくる
②偽メールから誘導されるフィッシングサイト。ウイルスを確認したとして、ウイルス削除などを促している。「ウイルス除去実行する」ボタンを押すと……
③ウイルス削除中を装うような画面に切り替わる
④数秒後、ウイルス削除が終わったとして、アンチウイルスソフトを申し込むよう促す画面に切り替わる。「OK」ボタンしか選択できない
⑤グーグルをかたってアンチウイルスソフトの購入を促すフィッシングサイトに移行し、クレジットカード情報などを求めてくる
⑥クレジットカード情報などを入力すると、手続きが完了したという画面に切り替わる 大手検索サイト「グーグル」をかたるフィッシングメールで不正に入手したクレジットカード情報を悪用し、現金をだまし取ったなどとして、警視庁は、東京都豊島区南長崎1丁目、会社役員の佐藤真容疑者(35)ら男2人を電子計算機使用詐欺と詐欺の疑いで逮捕し、26日発表した。佐藤容疑者は黙秘し、もう1人は否認しているという。 サイバー犯罪対策課によると、2人は昨年9月と今年1月、40代男性のスマートフォンに「端末がウイルスに感染している」とグーグルから送信されたように偽ったショートメールなどを送って偽サポートサイトへ誘導し、サポート代金の支払い名目でカード情報などを入手。その上で、フリーマーケットサイトに自ら出品した商品を自ら落札し、このカード情報を使って支払うなどして、出品者として現金計約3万円を不正に得た疑いがある。 被害者が支払い方法としてコンビニ払いを選んだ際は、落札商品の支払い番号を「サポート代金の番号だ」と偽って送り、現金をコンビニで振り込ませていたという。 同課は、同様の手口の被害者が昨年3月以降、全国で約1千人以上いて、被害総額は2千万円を超えると説明している。 |
グーグルかたり詐欺容疑、2人逮捕 偽サイトへ誘導か
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