早稲田実―八王子 七回表早稲田実無死、中越えに本塁打を放ち、生還する清宮=神宮、樫山晃生撮影
(28日、高校野球西東京大会準決勝 早稲田実4―1八王子)
「自分はすごく敏感」清宮、繊細さで刻んだ本塁打記録
早実・清宮、107号本塁打 高校最多記録に並ぶ
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高校通算107号本塁打を放って西東京大会で決勝進出を決めた早稲田実の清宮は試合後、「準々決勝までいま一つ自分の力を出し切れていなかった。2日かけてチームを引き締め直した。このチームは、去年の八王子に負けたところからはじまった。リベンジすべくして当たった。きょうは目の色が違った。八王子相手に自分たちの野球ができてよかった」と語った。
七回の本塁打については、「監督から、チャンスを広げてくれ、と言われた。ホームランは考えていなかった。きょうは内角をズバズバとつかれ、ずっと緩い球で打ち取られていたので、思い切り振った」。その緩い変化球を打った一打だった。
107号で高校通算最多に並んだことを聞かれると、「まだ並んだだけ。次打ったら、自分の中で超えたと思うかもしれない」。そして、決勝に向け、「主将としてプレー、行動で鼓舞していきたい」と意気込みを語った。