民進党代表の辞任を表明した蓮舫氏の後任を決める代表選に、枝野幸男元官房長官(53)と前原誠司元外相(55)が立候補する意向を固めた。憲法改正や野党共闘をめぐり意見が対立してきた党内リベラル派と保守派双方を代表する2人による一騎打ちの公算が大きく、議論の行方や結果によって野党の再編につながる展開も予想される。
民進・蓮舫代表、会見で辞意 「一議員にもどります」
枝野氏は28日、民主党政権時代に官房長官として支えた菅直人元首相、リベラル派の議員グループを率いる赤松広隆前衆院副議長らを訪ね、立候補の意思を伝えた。前原氏も同日、野田佳彦幹事長や旧民社党系議員のグループを率いる高木義明元文科相らと会った。
党は28日の臨時役員会で国会議員だけでなく、党員・サポーターも参加する方法で9月上旬に代表選を行うことを申し合わせた。枝野、前原両氏は8月2日の両院議員総会での日程決定後、立候補を正式表明する見通し。