熊本市中央区坪井4丁目の国道3号の浄行寺交差点で10日午前0時20分ごろ、地質調査の作業現場に乗用車が突っ込み、6人が重軽傷を負って病院に搬送された。熊本北署は車を運転していた同市北区清水亀井町、自称無職山本隆慶容疑者(43)を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕した。
署によると、山本容疑者の車は中心市街地方面から国道を北上し、交通規制をしながら十数人が作業していたところにそのまま突っ込んできたという。この事故で地質調査会社員3人が重傷。1人の男性(38)は両足骨折、もう1人の男性(43)が頭部外傷で、さらに1人の男性(42)が骨盤骨折。ほかに同じ会社の男性社員1人と交通整理をしていた女性、公務員男性の計3人が足や腕にけがをした。
山本容疑者からは呼気1リットル中0・54ミリグラムのアルコールを検出。署は飲酒の状況を詳しく調べ、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑についても捜査を進める。