天候不良のため試合が順延となった阪神甲子園球場=15日午前6時36分、兵庫県西宮市、林敏行撮影
天候悪化に伴い、15日に予定されていた第99回全国高校野球選手権の2回戦4試合が順延された。
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この日は、今春の選抜8強の盛岡大付(岩手)や11年連続出場の聖光学院(福島)、8年連続の明徳義塾(高知)などの試合が予定されていた。
午前8時の第1試合に出る予定だった2校は、到着後に中止の知らせを聞いた。盛岡大付の比嘉賢伸主将は「気持ちを切らさず、明日を迎えたい」。対する松商学園(長野)の藤井大地主将は「気合が入っていたので、残念がる選手が多かった」と話した。
曇り空の球場周辺では、試合中止を知ったファンが肩を落とした。
埼玉県熊谷市から家族4人で来た小学5年の福田愛斗(まなと)君(10)は「ショックです。てるてる坊主を10個も作ったのに」と話した。
東京都東村山市の会社員風間利裕さん(46)も「明日も来ます。選手たちはゆっくり休んで、明日こそ最高のプレーを見せてほしい」。大阪市此花区の会社員川口巧さん(29)は、午前5時半に球場前で中止を知ったといい、「中止になるかもと思っていたけど、残念すぎる。今日、何をしよう」と話した。