山梨県山梨市の職員採用を巡って市長が試験結果を改ざんしたとされる事件で、警視庁は21日、受験者側から現金を受け取った疑いが強まったとして、前市長の望月清賢容疑者(70)=虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕=を収賄容疑で再逮捕する方針を固めた。
山梨市長を逮捕 職員不正採用に関与の疑い
捜査関係者によると、望月前市長は2016年9~11月に行われた職員採用試験で、特定の受験者が有利になるよう便宜を図るなどした見返りに、受験者の関係者から現金を受け取った疑いが持たれている。同庁はこの関係者についても贈賄容疑で事情を聴く方針。
望月前市長は、この採用試験の1次試験で特定の男性受験者が有利になるよう結果のかさ上げを採用担当職員らに指示し、文書を改ざんさせたとして虚偽有印公文書作成・同行使容疑で今月7日に逮捕され、今月13日付で辞職していた。
市の採用試験は筆記試験などの…