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西日本でもねばり強く 発酵食品ブームに乗る納豆

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2017-10-1 16:40:22  点击:  切换到繁體中文

 

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「納豆BAR小金庵」には、様々なトッピングの納豆が並ぶ=大阪市西区


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発酵食品ブームに乗り、納豆が注目されています。におい控えめのものや、ご飯以外にのせて食べるものも登場しています。「納豆嫌いが多い」とのイメージが強い西日本でも、食卓に上ることが増えているようです。


きりとりトレンド 話題の商品を紹介


大阪で半世紀以上にわたって納豆を作っている「小金屋(こがねや)食品」(大阪府大東市)が昨年2月、大阪市西区に直営店「納豆BAR小金庵(あん)」を開いた。昨夏は客足が遠のいたが、今年はよく売れている。「休日には京都や奈良、神戸からも買いに来ます」と小林加奈子店長。


納豆特有のにおいを減らした主力商品「粋シリーズ」は、1カップ(70グラム)税込み270円。スーパーに並ぶ大手メーカーの納豆より高いが、200個以上売れる日もあるという。


2年ほど前から、乳酸菌などを含んだ発酵食品を食べる「菌活」がブームとなり、納豆への関心も高まった。全国納豆協同組合連合会によると、2016年の市場規模は、5年前から約3割増えて2184億円。最近では、ガーリックバターと混ぜた納豆バターや、納豆ドレッシングも出て、食べ方も広がっている。


しかし、総務省の調査(14~16年平均、2人以上の世帯)で家庭が納豆に使う金額をみると、最も少ないのは和歌山市で、徳島市、大阪市と続く。総じて西日本の家庭が少なく、「納豆嫌いが多い」と言えそうだ。


「西日本の人は納豆を食べないのではなく、『食べなくなった』というのが正しい」と説くのは筑波大の石塚修教授(日本文学)だ。古くは千利休の茶会で食べられたという記録があり、江戸時代の書物には京都で納豆を売る人が登場するからだ。西日本では主に家で作って食べていたため、農地が減ると作る量が減り、食べる習慣が消えていったという。


最近は、大阪市や京都市の支出額が増えてきた。納豆嫌いのイメージも、変わっていくかもしれない。(笠井哲也)


■野菜の味に負けないタレ


ミツカンが9月から売り出した「金のつぶ サラダをおいしく!ごま醬油たれ 3P」は、ドレッシング代わりにもなる。タレはすりごまを加え、野菜の味に負けないよう、塩味と甘みを強くしてある。40gが3パックで、参考小売価格181円。


■乳酸菌 タレにも配合


「おかめ納豆」で知られるタカノフーズの「すごい納豆 S―903」は菌に凝った。同社が持つ2千種以上の納豆菌の中から、健康をサポートする菌を使い、タレにも乳酸菌を配合。発売3カ月で1500万食を出荷した。40gの3パックで、希望小売価格は213円。


■生産工場 有機JAS認定


あづま食品の「有機そだち極小粒納豆3P」は、米国産の有機大豆を使い、生産する工場も有機JAS認定を受けた。タレには有機しょうゆを使い、化学調味料、保存料、着色料は使用していない。40gが3パックで、希望小売価格148円。


■有明海の刻みノリ添えて


7月に発売された納豆BAR小金庵の粋シリーズ「初摘み海苔」は、有明海で採った刻みノリをトッピングした。磯の香りが、納豆を引き立てる。白しょうゆベースのタレは化学調味料を使わず、量が多め。大粒、小粒、ひきわりの3種で、いずれも70gで270円。



主なメーカーの商品から選びました。価格はいずれも税込み(きりとりトレンド)




 

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