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「誰に投票して良いか分からない。政治家の顔が見えない」。衆院選を前に迷っていたのは、人気ウェブライターのヨッピーさん(36)。政治家に対し、ツイッターの1日3ツイートの義務化、「黒塗りの高級車の使用」「国会の赤じゅうたん」の廃止を希望しています。
――いよいよ選挙です
こんにちは。ヨッピーです。あの、ざっくり政治全体の話をしていいですか。
ヨッピー
ウェブライター。2011年まで商社勤務。「ネットで一番数字を持っている」と言われ、体を張った企画などで、読まれる記事を量産。大手企業や自治体の広告記事も手がける。9月に新著「明日クビになっても大丈夫!」(幻冬舎)を発売した。
僕、政治家は全員「謝ったら死ぬ病」なのかな、って思っているんですよ。
民進党も政権与党時代に、鳩山由紀夫さんが明らかに迷走していた。今振り返れば、「よくなかったよね」と民進党の人も思うはずなのに、そういう総括をしていない。小池百合子・東京都知事だって築地市場を残すの何だの迷走したのに、今では何だったっけという感じ。加計学園問題も。
いくら政治家でも100%正しいことなんてあり得ないわけだし、やってみたらうまくいかないことだって当然あるし、そういう時はみんな謝ればいいのに。ちゃんと謝れる人って信用できませんか? 上司が何かやって失敗しても、「俺が悪かった。次は気をつける」とか言ってくれたら、部下はついていきたくなりますよね。政治家って明らかな法律違反とかがない限り「いやあれは与党が~」「マスコミが~」で全然謝れていない気がします。
――今回の衆院選をどう見ていますか
野党がなめられすぎですよね。解散前後で民進党とか野党は「北朝鮮問題がこれだけ緊迫している中で解散して良いのか」って言ってましたけど、でもそこで解散を選ばれているのは、野党が与党になめられてるからじゃんって。そこの反省も必要なんじゃないかなって思うんです。与党に文句言うだけじゃなくて、「我々が不甲斐ないせいで、大事な時期なのに選挙になってしまいました。国民の皆さんには申し訳ありません。二度とこんなことが起きないように頑張ります」って言ってくれる人の方が僕は信用できるなーって。
ヨッピーさん=東京都港区
――大手企業のPRも引き受けています。政党に頼まれたら?
テレビ番組の「しくじり先生」をやりたいですよ。民進党バージョンの。蓮舫さんに「2位じゃだめですか」と僕が聞く。「良いじゃないですか。自民党の次、2位でいいでしょ」って。そしたらたぶん「いやー、あれは良くなかったですね」ってなると思うし。研究者の人たちの間ではやっぱりあれ、めちゃめちゃ評判悪いですよ。それを反省する態度を見せることで逆に評価を上げることはできるかなと思います。
政治家にとって大事なことは、共感を得たり、信用されたりすることだと思うんです。彼らは国民の代理。「この人なら私の気持ちをくんでくれるな」「この人の考えていることなら共感できる」とかが大事なわけで。弱いところ、反省する態度ももっと見せていい。それでこそ、親近感がもてますよね。
――国会議員って何なんでしょうね?
それが分からない。顔が見えない。面白い国会議員がいないですね。だから今回悩んでいる。政治家がツイッターのアカウントを持っていないのはおかしい。持たせるべきです。1日3ツイートを義務づけたい。で、食った飯は全部のせろ、と。「てめぇらだけ良い暮らししやがって」「いいもんばっか食べやがって」という声が集まれば、政治家も変わるでしょう。
ヨッピーさんの語りは続きます。黒塗りの高級車に乗り、赤じゅうたんの国会で活動する国会議員。勘違いしてしまうのではないかとみるヨッピーさんは、政治に何を求めるのでしょうか?
黒塗りの高級車乗って、料亭行…