ウォーミングアップでランニングする浦和の選手たち
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦で、J1浦和は18日、上海上港(中国)を本拠・埼玉スタジアムに迎える。敵地での第1戦は1―1。浦和は勝つか、0―0で引き分けると、初優勝した2007年以来2度目、日本勢としてはガ大阪以来となる9年ぶりの決勝進出が決まる。2失点以上しての引き分けは、敵地での得点数で劣るため敗退。1―1の場合は15分ハーフの延長戦、それでも決着がつかなければPK戦に入る。
堀監督は17日の会見で、「(初戦の結果が)アドバンテージになるとは思っていない。しっかり90分間で勝つ」と強調。今季はルヴァン杯と、天皇杯で敗退。J1優勝の可能性も消え、「残されたタイトルはACLだけ。強い気持ちを持って臨んでくれるはず」と選手たちの意欲に期待した。一方、上海上港のビラスボアス監督は「積極的に攻撃を仕掛け、我々の実力を出し、アウェーゴールを取り返したい」とコメント。
両者は今大会、1次リーグを含めて3度対戦し、1勝1敗1分けと互角だ。ただ、元ブラジル代表のFWフッキやオスカルを擁する上海上港は、11試合で計26得点。アウェーゴール数も考慮し、浦和は先制される展開は避けたいところ。
この第2戦を控え、J1神戸戦(14日)の出場を回避したDF遠藤は「相手はフィジカルが強い。僕たちは組織で戦うことが重要」。DF槙野も「受け身にならず、自分たちらしく戦う」と警戒を強めた。