CS最終Sを控え、練習で汗を流すソフトバンクの東浜投手=小宮路勝撮影
プロ野球セ・パ両リーグのクライマックスシリーズ(CS)最終ステージ(S、6回戦制)が、18日から始まる。最終Sは先に4勝したチームが日本シリーズに進み、リーグ優勝チームに1勝のアドバンテージがある。
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パはリーグ3位の楽天が2勝1敗で2位西武を破り第1Sを突破し、ヤフオクドームでソフトバンクに挑む。初戦の予告先発はソフトバンクが東浜、楽天は塩見と発表された。セを2連覇した広島は本拠マツダスタジアムで練習した。
■東浜「魂こめて投げたい」
ソフトバンクの東浜はキャッチボールなど軽めの調整をした。初の最多勝に輝いた実績を買われ、5年目でポストシーズン初先発。「一球一球魂をこめて投げていきたい」と語り、楽天打線については「隙をみせたらつけ込んでくる。自分の投球をすることが大事」と平常心を強調した。工藤監督は「シーズンを通してチームを支えてくれた投手。思い切り投げてほしい」と期待した。
■工藤監督「柳田、初戦はベンチに入らない」
ソフトバンクの工藤監督は17日、右脇腹痛の柳田について「あすはベンチには入らない」と明言した。「(状態は)だいぶ良くなっているという話は聞くが、まだ痛みが残っていると聞いている」と説明。19日以降のベンチ入りの可能性を問われると「可能性はあります」と含みをもたせた。柳田は9月20日の日本ハム戦でスイングした際に右脇腹を痛め、全治3週間の診断を受けていた。
■塩見「大胆に攻めたい」
パのCSでは初めて、初戦を落としながら第1Sを突破した楽天。福岡入りしたこの日は、辛島や則本ら先発投手陣4人だけが練習した。初戦に先発する塩見はキャッチボールなどで調整。今季は腰痛で出遅れたが、9月23日にソフトバンク打線を六回途中まで2安打1失点と抑えた実績がある。左腕は「大事な試合。でも、慎重になりすぎず、大胆に行けるところは大胆に攻めたい」。
■今季の直接対決の成績
※《》内はヤフオクドームでの勝利数
〈ソフトバンク 13勝《5勝》〉
〈楽天 12勝《7勝》〉
打率 (ソ).232 (楽).221
得点 (ソ)80 (楽)91
本塁打 (ソ)14 (楽)27
盗塁 (ソ)14 (楽)8
防御率 (ソ)3.35 (楽)2.98
失策 (ソ)9 (楽)11