23日に停電で運転を見合わせたJR宇都宮線は24日、始発から本数を減らして運転した。JR東日本は、25日の始発から通常運転ができるよう復旧作業を進めている。
「お客様の中に運転士はいませんか」 宇都宮線立ち往生
宇都宮線運転見合わせ、乗客1900人降車し駅へ 埼玉
大宮支社によると、朝の通勤時間帯にあたる24日午前6~10時は、上野(東京都)―白岡(埼玉県)間が通常の4割程度、白岡―古河(茨城県)間は1割程度、古河―小金井(栃木県)間は3割程度に間引いて運行。午前10時~午後5時は各区間で少し本数を増やすが、白岡―古河駅間は運転を見合わせる。この影響で高崎線や埼京線、京浜東北線にも遅れがでた。
宇都宮線は23日正午ごろ、東鷲宮駅(埼玉県)で架線を支える部品が壊れて漏電し、周辺の信号機器などが損傷。付近を走っていた3本の電車が立ち往生し、乗客約1700人が線路を歩くなどして避難した。