秋田県警は2日、同僚が犯した道路交通法違反を組織的に隠していたとして、能代署地域課長の40代男性警部ら同署の4人を、犯人隠避容疑で秋田地方検察庁に書類送検した。また、同日付で地域課長を停職1カ月とするなど4人の懲戒処分を発表した。
県警監察課によると、9月28日、同署地域課の20代の男性巡査長は同県能代市内をパトロール中、同署の20代の巡査が私有車で交通違反をしたのを発見。停車させたが、同僚と認識し、検挙しなかった。巡査長は署に戻り、地域課長代理の30代の男性警部補に報告。課長代理は課長に報告したが、いずれも検挙などを指示しなかったという。
課長のほか、課長代理は1割減給6カ月、巡査長は同3カ月、交通違反をした巡査は戒告処分を受けた。