軍事境界線上の板門店で起きた事件現場
韓国と北朝鮮の軍事境界線上にある板門店で、北朝鮮軍の男性兵士が13日に韓国側に逃走を図って北朝鮮軍の銃撃を受けた事件で、国連軍は22日、事件当時に板門店の監視カメラがとらえた映像を公開した。
事件発生当時、兵士が乗った小型四輪駆動車が高速で板門店に突入したが、軍事境界線から約10メートル手前の地点で脱輪し、兵士は走って韓国側に逃走した。北朝鮮軍兵士4人が計四十数発を発射し、一部の銃弾は軍事境界線を越えた。追跡した北朝鮮軍兵士の1人は数秒間、軍事境界線を越えて韓国側に入っていた。
逃走した北朝鮮軍兵士は韓国側に約50メートル入った地点で韓国側施設を盾にするようにして倒れた。韓国軍要員3人が北朝鮮側の攻撃を警戒して施設沿いにはって近づき、兵士を救出した。
国連軍は、北朝鮮軍側の対応は休戦協定違反にあたるとして、北朝鮮側に協議を申し入れた。
一方、男性兵士が入院している…