男子SPの羽生結弦の演技=遠藤啓生撮影
平昌冬季五輪フィギュアスケート男子ショートプログラム(SP)で16日、前回のソチ大会金メダルの羽生結弦(ANA)が111・68点でトップに立った。演技後の一問一答は次の通り。
羽生結弦、完璧な復活劇 男子SPで111.68点首位
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言葉を動きに、動きを言葉に。「孤高の星 羽生結弦」
平昌五輪フィギュア男子SPの結果
――すごい演技でした。
「とくに不安な点もなく、自分自身も疑問に思うエレメンツもなく、非常にうれしく思っている。滑走順だとか、自分のサポートメンバー、応援してくださっているファン、日本の方々含めて世界の方々、本当に自分は恵まれているなと思いながら滑ることができたので、また明日に向けてやりたい」
――みんなが待っていた。ただ、どうなるんだろうと緊張感もあった。どうして久しぶりの試合で、五輪でこういう演技ができたのか。
「僕は五輪を知っていますし、大きいことを言うなと言われるかもしれないが、僕は元・五輪チャンピオンなので、そのリベンジしたい……、リベンジというのもおかしいですけど、(前回のソチ大会の)フリーのミスが、やはりここまで4年間強くなった一つの原因だと思っている。また明日に向けてリベンジしたい」
――SP冒頭を4回転サルコーにするのはいつ決めたが。
「ここに来る前にサルコーで練習していた。いろいろ調整が間に合わなかった部分もあったが、実際こうして点数が出て満足している。サルコーにしてよかったと思っている」
――明日のフリーに向けて。
「とにかくやるべきことはやった。2カ月間滑れなかった間も努力し続けた。
その努力をしっかり結果として出したい」