準決勝延長第11エンドで韓国に敗れた(左から)日本の吉田知、藤沢=白井伸洋撮影
23日夜にあったカーリング女子の日韓戦を、韓国メディアは大々的に報じている。
メガネ先輩も藤沢も応援したい…韓国、カーリングに沸く
メガネ先輩、激闘決める一投 重圧はねのけ日本破る
カーリング藤沢五月、韓国で検索上位 笑顔が非スポ根?
通信社の聯合ニュースは、「2度は負けない 重圧を振り払い、『新たな歴史』」という見だしで勝利を報じ、普段通りに試合を進めるための工夫を勝因の一つに挙げた。
「大会中は携帯電話を使わず、人気の高まりを実感できないほど、徹底して集中することで有名なカーリング代表は、さらにメンタル面に気を使った。前日から監督が『韓日戦』という言葉を使わず、『明日は予定がある』という言葉を使った」と報じた。
有力一般紙の東亜日報は「メガネ先輩 最後のショット成功 全国が『万歳』」という見だしで国内の盛り上がりを報じた。
韓国のスキップ、金(キム)ウンジョンはメガネがトレードマークで、「メガネ先輩」の愛称がついている。同紙は、試合に出たメンバー4人の出身高である義城(ウィソン)女高の体育館に、地元の人々や在校生約600人が集まって試合を見守った様子をリポート。「2002年のサッカー・ワールドカップでもこんなに集まっては応援しなかった」という声などを紹介していた。(中小路徹)