第3ピリオド、ゴールを決め右手を上げる高橋=10日午後、韓国・江陵ホッケーセンター、竹谷俊之撮影
(10日、平昌パラリンピック・パラアイスホッケー韓国4―1日本)
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日本が1点を追う第2ピリオド中盤。韓国の反則が続いて選手が一時退場したため、日本の数的優位な時間が約4分続いた。だが、FW熊谷昌治のシュートは相手GKに阻まれ、DF上原大祐のシュートも枠内に行かなかった。主将のDF須藤悟は「ここで決めなきゃという気持ちが強すぎたのかな」。
試合の流れが決まったのは第3ピリオドの2失点目だった。要注意とマークしていたFWチョン・スンファンに自陣でパックを奪われ、そのままゴールを許した。各組上位2チームによる決勝トーナメントに進むには痛い敗戦となった。
ただ、好プレーもあった。第1ピリオドは反則による一時退場で選手を1人欠くピンチが2度あったが、GK福島忍の活躍もあって無失点でしのいだ。最終盤にはFW高橋和広がこぼれ球を押し込み、1点を返した。次戦は3連覇をめざす米国が相手。高橋は「(得点で)意地を見せたので、次の試合のモチベーションにつながる。胸を借りるつもりで頑張りたい」と前を向いた。(高浜行人)