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PL相手の準決勝、痛み止め打って力投 センバツ名勝負

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最後の打者を三振に仕留め、両手を突き上げて喜ぶ沖縄尚学の比嘉公也


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あの春 センバツ名勝負


(1999年4月3日 第71回準決勝 沖縄尚学8―6PL学園)


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「わ、テレビの人だ」


準決勝のマウンドに登った沖縄尚学のエース比嘉公也は、そんなことを考えていたという。19年前、1999年春。沖縄勢の悲願、甲子園初優勝まであと2勝に迫っていた。


視線の先にいたのはPL学園の1番田中一徳。前年夏の準々決勝、あの「横浜―PL学園」で2年生ながら松坂大輔(中日)から4安打した「有名人」だ。


だが、比嘉公に「緊張」や「萎縮」はまったくない。一回、その田中一からいきなり三振を奪う。「マイペースでクール。感情を表に出したりしない」と、三塁手の荷川取秀明が評するエース。だが、その心中は、普段とまったく違うものだった。


「そりゃもちろん、いつも勝ちたいとは思ってましたよ。でも、後にも先にもあの時だけ。『この試合だけは絶対勝つ! 絶対倒す!』と思ったのは。アドレナリン、全開ですよ」


胸に書かれた「PL」の文字。高校野球の王者だった。「倒したらヒーロー。勝ったら、おいしい」


前年秋の九州4強で選ばれた尚学に失うものはなかった。この大会、絶好調だった荷川取は笑って振り返る。「大会前は、なんとか一つ勝てばいいかなって感じ。それが初戦を乗り越えて、すーっといった」


そんな尚学に対し、PLの主将、覚前昌也は異なる思いを秘めていた。


「偉大なOBの方々に肩を並べるチャンス。目の前の試合というより、優勝が頭をよぎっていました」


春3度、夏4度の甲子園制覇はPL栄光の歴史だ。そして、もはや「伝説」となった横浜との死闘を演じた一つ上の先輩たち。自分たちは、「ここ10~15年で一番弱いって言われてスタートしました」。


覚前、田中一に4番の七野智秀、捕手の田中雅彦。この代のPLには、のちにプロ入りする選手が4人もいた。それで「弱い」と言われるのだから恐ろしい。


尚学に対して「正直、10回やれば、8、9回は勝てるくらいに思っていた」と覚前が言えば、田中一は「向こうは捨て身。うちは受け身になっていたかもしれない」。


試合は尚学が先に点を取り、PLが取り返す展開となった。


比嘉公はPLの底力を感じていた。「ボール球を全然振ってくれないし、すぐ追いつかれるし。すごいと思った」


ただ、リードは一度たりとも許さなかった。「それが大きかった。一度でも逆転されていたら、一気にいかれていた」。比嘉公も荷川取も口をそろえる。一方、「ずっと追いかける展開。うちの流れではなかった」とはPLの田中一だ。


比嘉公は2回戦で右足首を捻挫。テーピングで固め、痛み止めの注射を打って投げていた。そして延長十二回。決勝打を放ったのも比嘉公だ。2死二塁。左翼の前にフラフラッと上がった打球は、飛び込んだ田中一のグラブのほんの少し手前で弾んだ。


その裏を抑えて勝利が決まると、エースは両手を突きあげて跳びはねた。普段はしない感情表現。「なんでって言われたら、分かりません。それがPLのすごさだったんでしょう」。翌日の決勝は水戸商(茨城)を下し、紫紺の優勝旗を初めて沖縄にもたらした。


比嘉公は愛知学院大を卒業後、2006年に沖縄尚学の監督に就任。08年春には26歳の若さで選抜優勝監督になった。


それから10年。この春は荷川取が松山聖陵(愛媛)の監督として、16年夏以来2回目の甲子園に挑む。「弱いチームだけど、なんとか頑張るよ」。荷川取の自嘲気味な言葉を伝え聞いた比嘉公は笑い飛ばした。


「何を言ってるん、あいつ! そんな弱いチームでも優勝できるって、自分が一番知ってるやん!」


そう。荷川取ももちろん、分かっている。=敬称略(山口史朗)



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