球場入りする智弁和歌山の選手たち=2018年4月4日午前9時30分、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場、加藤諒撮影
(4日、選抜高校野球・決勝)
センバツ決勝、いよいよ 球場前にはファンが長蛇の列
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智弁和歌山の選手たちはこの日午前9時半ごろ、引き締まった表情で甲子園入りした。高嶋仁(ひとし)監督(71)は「気持ちが充実している。打ってくれるんじゃないか」と自慢の打線に期待していた。昨年は大阪桐蔭に公式戦で3連敗。「今までのうっぷんを晴らしてほしい。相手の方が力は上だが、高校野球は何が起こるかわからない。当たって砕けろ、でやるしかない」。文元洸成主将(3年)は「大阪桐蔭を倒すために死にものぐるいでやってきた。負けたら今までやってきたことの意味がない」と強い口調で話した。
続いて球場入りした大阪桐蔭の選手たちは、笑顔を見せるなどリラックスした表情だった。西谷浩一監督(48)は「昨夏に甲子園で負けてから、春の日本一を目指してきた。わくわくしている」。
昨秋の近畿大会決勝では1―0で勝利。根尾昂(あきら)君(3年)は「相手は悔しさを持って向かってくる。気持ちで負けないように全員で戦いたい」。中川卓也主将(3年)は「これまで春連覇を意識しないようにしてきたが、今日は優勝旗を取りに行く。支えてくれる全ての人のために偉業を達成したい」と意気込んでいた。