您现在的位置: 贯通日本 >> 资讯 >> 政治(日语) >> 正文
宿営地サマワ「戦闘拡大」 イラク日報、政府説明と乖離

写真・図版


防衛省が開示した2006年1月22日の日報。宿営地があったサマワの治安情勢について「戦闘が拡大」と記されていた


写真・図版


防衛省は16日、存在しないとしてきた自衛隊のイラク派遣の際の活動報告(日報)を初めて開示した。2004~06年の派遣期間中、現地の治安状況などを示すくだりに「戦闘」や「銃撃戦」の文字が複数あり、宿営地周辺で攻撃があった詳細が記述されていた。政府が自衛隊の活動範囲を「非戦闘地域」としてきた説明との乖離(かいり)が浮かび上がった。


陸自イラク「日報」 防衛省が公表した全文書


イラク日報435日分、防衛省公表 「戦闘」の記述複数


日報はイラクで活動中だった陸自の部隊が作成した。開示したのは、省内に残っていた04年1月20日~06年9月6日の435日分、計1万4929ページ。派遣期間全体のうち、45%にあたる日数の記録で、治安が悪化した後期が多い。黒塗り部分もあり、活動の全容が明らかになったとは言えないが、給水や施設など実際の支援活動を担当した「イラク復興支援群」、サマワの行政機関や日本外務省などと調整を担った「復興業務支援隊」、撤収作業を担った「後送業務隊」の各部隊の陸自1佐クラスが、日誌のように現地の日々の治安状況や装備の具合を記した内容だ。


06年1月22日の日報では、宿営地を置いたサマワの治安情勢について「銃撃戦」に触れ、「英軍に武装勢力が射撃し、戦闘が拡大」との記述がある。05年6月23日には、陸自の車列が進路脇の爆弾で被害に遭い、宿営地外での活動を自粛。日報には、「ミラーは割れ落ちている」「無数のキズ」などの解説付きで破損した車両の被害状況、爆発現場を写真で示した。


また、派遣期間中、宿営地付近にはロケット弾が撃ち込まれるケースが複数回あった。05年7月5日の日報には、「サマワ宿営地付近にロケット弾着弾。連続発生の可能性は否定できず」と記している。


当時政府は憲法解釈により海外での武力行使を一切禁じており、自衛隊活動が「他国軍の武力行使との一体化」ととられないよう、「非戦闘地域」という考え方を編み出した。小泉純一郎首相は04年11月、国会の党首討論で「自衛隊が活動している地域は非戦闘地域だ」と答弁し、厳しい批判を浴びた。日報からは、政府の説明とは違い、現場の隊員にとって危険と隣り合わせの実態が読み取れる。


小泉氏は06年6月20日に陸自部隊の撤収を表明。理由として「陸自の人道復興支援活動が一定の役割を果たした」と述べた。しかし、直近の5月31日には、サマワで自衛隊と豪州軍の車両が進行中、進路脇の爆弾が爆発。この日の日報は、「爆発事案」として詳細を記録し、仕掛け爆弾(IED)の可能性を指摘した。現場写真とみられる部分は黒塗りだが、緊迫した事態が続いていたことをうかがわせる。


小野寺五典防衛相は16日夕、「イラク特措法に基づいて活動したという認識に変わりない」と述べ、非戦闘地域とした根拠は覆らないとの認識を強調した。



〈自衛隊のイラク派遣と日報〉 2003年のイラク戦争の戦闘終結後、復興支援を目的として、小泉政権が自衛隊を派遣するためのイラク復興支援特別措置法を制定。自衛隊活動の範囲を「戦闘行為が行われることのない地域」と定めた。


陸上自衛隊は、04年1月から06年9月まで約2年8カ月間、延べ約5600人を派遣。イラク南部のサマワに宿営地を設け、学校や道路の修復、医療支援などにあたった。日報について防衛省は「ない」としてきたが、昨年3月に陸自研究本部で発見。今年4月2日に存在することを認めた。



新闻录入:贯通日本语    责任编辑:贯通日本语 

发表评论】【加入收藏】【告诉好友】【打印此文】【关闭窗口

相关文章

ユニバーサル・スタジオ・北京が5月に開園へ アトラクションマップ公表
広州タワーの三大アトラクションがフルオープンへ 広東省
日本アニメ「はたらく細胞」が中国中央テレビで放送
戦闘機「殲-20」の初飛行から10年
かっこよすぎる中国の女性戦闘機パイロット
日本が航空戦力強化のためステルス戦闘機開発へ
拡張続く米海軍の艦隊 専門家「覇権的地位を固めるため」
中国海軍創設71周年 新型戦闘力の構築を強化してモデル転換を推進
F15の操縦士「民間機視認し、遠いと…」 滑走路進入
F15パイロット、指示を勘違いか 那覇での滑走路進入
自衛隊のF15戦闘機、指示に反して滑走路へ 那覇空港
イラク日報、防衛相「組織的隠蔽でない」 処分は17人
米国の大型無人機、日本初の試験飛行 戦闘にも転用可能
ISとの戦闘終結宣言後、初の総選挙 イラク
イラク日報、新たに34日分 合計469日分が開示に
防衛省、イラク派遣「ルメイサ事件」の報告書を公表
南スーダンPKOで武器携行命令 隊員に「実弾込めて」
「自衛隊員の誘拐・拉致の脅威あり」 イラク日報詳細
「ウィンクに困ってる」 イラク日報、飾らぬ日誌が話題
小泉氏「非戦闘地域、法的には難しい」 当時、秘書官に
隠された「米兵輸送」 空自イラク違憲判決から10年
シリア攻撃「米大統領でなく議会に説明を」 英仏で批判
防衛相「活動は非戦闘地域」 イラク日報の記述めぐり
イラク日報435日分、防衛省公表 「戦闘」の記述複数
「多様性は国の恩恵」イラク首相、宗教や民族の融和強調