日本サッカー協会が、次期の日本代表監督として、21歳以下(U21)男子日本代表監督の森保(もりやす)一氏(49)に絞り込み、交渉に入ることが20日、わかった。週末にも年俸など具体的な条件を提示する。本人も受諾する方向で、26日の理事会で正式に就任が決まる見通しだ。20日にあった日本協会の技術委員会で、新監督の人選を関塚隆委員長に一任することを決めた。
日本代表監督、最有力候補の森保氏「光栄」 サッカー
森保氏は、2020年東京五輪に出場するU21日本代表も指揮する「兼任監督」となる方向で、日本協会は調整を進めている。
ワールドカップ(W杯)ロシア大会後に退任を表明した西野朗監督の後任選びを進めていた技術委員会の複数の委員によると、日本人監督を推す意見でまとまっていたという。これを受け、関塚委員長は森保氏へ打診する。田嶋幸三会長も「森保氏は日本でナンバーワンの実績。(自身と)技術委員会との方向性にずれはない」としており、理事会で承認を求める。
森保氏は現役時代は主に守備的MFとして日本代表で活躍。2012年からのJ1広島の監督を経て、17年に東京五輪世代の代表監督に就任。今年に入ってからは西野監督の下で代表コーチを務め、W杯ロシア大会での日本の16強入りに貢献した。