男子ゴルフのメジャー今季第3戦、全英オープン選手権は20日、英国北東部のカーヌスティ・リンクス(パー71)で第2ラウンドがあり、4オーバーの110位から出た松山英樹は14番でイーグルを奪ったが、18番のトリプルボギーが響いて71。第1ラウンドからスコアを伸ばせず、通算4オーバーでホールアウトした。松山と同組で回ったタイガー・ウッズ(米)は連日の71でイーブンパー。
今季日本ツアー賞金トップの時松隆光は通算7オーバー、秋吉翔太は同じく9オーバーで終えた。日本勢は10人が出場し、第1ラウンドで18位の池田勇太らもスタートした。
松山の足をすくった18番
カーヌスティ・リンクスの顔と言われる18番。グリーン手前の小川は過去の全英でドラマを生んできた。今年は、予選通過が見えていた松山の足をすくった。
「2アンダーか3アンダーで回れば予選通過と思っていた。思い通りに3アンダーで18番に来たが、だめだった」と松山。パー5の14番で約7メートルのパットを決めてイーグル。パー3の16番でもバーディー。勢いに乗って18番も攻めたが、第1打が左のラフへ入った。
「大丈夫だと思ってグリーンを狙った。手前の土手にクラブが当たったと思う」。第2打はグリーン左の小川に入ってOB。トリプルボギーで第2ラウンドはイーブンパー。予選通過の目安となるスコアに、届かなかった。(忠鉢信一)