30日午前8時45分ごろ、JR大和路線の今宮駅(大阪市浪速区)で、柏原発JR難波行きの普通電車(6両、乗客約200人)が停止位置を約140メートル通り過ぎて止まった。運転士は「快速電車と勘違いし、停車を忘れそうになった」と説明しているという。
JR西日本によると、列車は今宮駅に後退せず、次のJR難波駅まで進んだ。後退する手続きを取るより、次のJR難波駅まで行った方が乗客にとっても早いと判断したという。
この影響で、後続の3本に最大10分の遅れが出るなど、約500人に影響が出た。今宮駅で降車予定だった2人には次のJR難波駅で折り返し列車に乗ってもらい、今宮駅で乗車予定だった約25人は後続の列車を利用してもらったという。