みずほ証券は31日、6月に発生したインターネット取引のシステム障害をめぐり、顧客への支払いや障害対応で1億~2億円がかかる見通しだと発表した。2018年4~6月期決算会見で明らかにした。
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取引ができなかった間は、障害がなければ成立していたとみられる価格で補うことにしている。この支払いに約5千万円がかかるほか、システム不具合の対応に関する費用には約6千万円かかる見通し。さらに額がふくらむ可能性があるという。
山田達也専務は「システムをどうしていくか、中期経営計画を含めて考えていくべきだ。今後障害が起こることがないように、運用管理体制を改善する」と話した。(新宅あゆみ)