三菱UFJ銀行は1日、大阪市中心部を貫く御堂筋沿いに完成した高さ101メートルの新ビルを報道陣に公開した。同市は2014年に最高60メートルだった沿道の高さ規制を緩和して100メートルを超える建築も認めたが、その第1号となった。
新ビルは同行の前身の一つ、旧三和銀行の本店跡地に二つ建設され、高さ101メートルの本館(地上21階地下3階建て)と、高さ93メートルの別館(地上18階地下3階建て)がある。本館1階にはカフェやギャラリーが、2階以上には三菱UFJ銀行とグループ会社が入る。
大阪市によると、御堂筋沿いではほかに情報システム会社オービック(東京)が高さ約116メートルの複合ビルの建設を進めるほか、積水ハウスも27階建ての高級ホテル「W(ダブリュー)ホテル」の建設計画を発表している。(中島嘉克)