オーストラリアの1部リーグ、Aリーグのメルボルン・ビクトリーは6日、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会に日本代表として出場した本田圭佑(32)が加入すると発表した。
メルボルンで記者会見したディ・ピエトロ会長は「(本田の加入は)チームにとって素晴らしい機会となる」と語った。本田は会見に滞在先の米ロサンゼルスからビデオの生中継で登場。メルボルンから獲得に関心を示していると伝えられたのは、W杯が終わった1週間後だったと明かしたうえで「新しい挑戦をうれしく思う。メルボルンは豪州でベストのクラブだ」と抱負を語った。
契約内容は発表されていないが、メルボルンの地元紙エイジ(電子版)は数百万豪ドル(数億円)の契約と報じている。
本田は昨季限りでメキシコ1部パチューカを退団。W杯後は日本代表から退くと明かしていたが、2日には自身の今後について、2020年東京五輪の年齢制限のないオーバーエイジ(OA)枠での出場を目指して、現役を続ける考えを示していた。
Aリーグはかつて、三浦知良や小野伸二がプレーしたことで知られる。メルボルンは04年の創設で、過去にAリーグを3度制した有力チームの一つ。(シドニー=小暮哲夫)