政府系金融の日本政策投資銀行社長に6月末に就いた渡辺一(はじめ)氏が朝日新聞のインタビューに応じた。株式会社化から10年を迎え、「投資のウェートを高くして、収益力を上げていく」と述べ、株式上場も視野に入れて、社内体制の整備や財務健全化などの準備を進めるとした。
投融資を強化する分野として、宇宙・航空、ヘルスケア、物流、通信の4分野を挙げた。「新しい分野で先陣を切らないと民間金融機関もついて来づらい。存在(意義)も追求できる」と述べ、政府系金融として民間の「呼び水」となる投融資を進めるとした。
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