小川多鶴さん(52)
「血のつながりなくても」元月組トップが選んだ家族の形
「どうしていいか、わからない」「育てたくない」。そんなメールがよく届く。元交際相手の子を妊娠した女性、性的暴行の被害者、風俗店で働く女性……。相談者に会いに行き、耳を傾け、あらゆる選択肢を示す。
予期せぬ妊娠や養子縁組などの相談を受ける団体「アクロスジャパン」(東京都)の代表。もとは建築事務所や領事館に勤めていた。20代のとき4年半もの間、見知らぬ男につきまとわれた。
おびえて自宅の電灯もつけられ…
結愛さんの虐待に涙し、子どもの泣き声に不寛容な社会