(13日、高校野球 高岡商5―4佐久長聖)
甲子園の全試合をライブ中継 バーチャル高校野球
夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム
佐久長聖の二塁手・堀北健人(3年)は2人の兄に続く甲子園出場を果たし、好プレーを披露。「高校野球に悔いはないです」と言い切った。
七回2死の守備。高岡商の井林泰雅(2年)が、中越えに大飛球を放った。打球はフェンスにぶつかり、転がる。その間に井林は一気に本塁生還を狙った。堀北は打球を処理した右翼手の斎藤真乃輔(3年)から中継し、本塁へストライク返球。ランニング本塁打を防ぎ、チェンジにした。「練習ではやっているプレーなので。その成果を出せました」と表情を変えずに言った。
「何が何でも出塁してやろう思った」という九回先頭の打席では中前安打を放ち、その後に1点差に迫るホームを踏んだ。
大阪出身。岡山・関西出身で長兄の勇人さんは2011年春夏、京都・龍谷大平安出身で次兄の彰人さんは15年春の甲子園に出場している。これで3兄弟での甲子園出場を果たした。
2人にはいつも励まされ、特に勇人さんには甲子園期間中もアドバイスをもらっていたという。2人には「大学でも頑張るから、これからもよろしく」と伝えるつもりだ。(伊藤雅哉)