1日午前、大阪市内の練習会場に到着した佐久長聖の選手たちは、いつもの練習用ユニホームではなく、おそろいのTシャツに短パン姿だった。この時間の練習は打撃練習が中心。ノックなどで滑り込む動きをしないため、身軽な「クールビズ」で暑さに対処した。
バーチャル高校野球で甲子園の全試合をライブ中継
夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム
藤原弘介監督によると、通常の練習では、「ちゃんと戦う準備を大事にしたい」と、基本的には練習着かユニホームだった。ただ、今年の夏の暑さは例年とは違った。「あまりに暑すぎる。生徒の体調管理を優先したかった」と、方針転換した。一塁手の上神雄三選手(3年)は「短パンだと風通しが良い」と効果を実感していた。
ベンチの脇では、部員たちが炭酸水にクエン酸などを混ぜたドリンクを用意するなど、熱中症対策に努めていた。(大野択生)