(13日、高校野球 高岡商5―4佐久長聖)
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佐久長聖の追い上げはわずかに及ばなかった。2点を追う九回、連打で無死一、二塁とした後、犠打を失敗。続く主将の真銅は二遊間へはじき返したが、遊撃手に好捕され二塁封殺。「抜けたと思ったが……。相手が一枚上だった」。その後の敵失で1点を返すのが精いっぱいだった。
四回までに4点をリードされたが、焦りはなかった。1回戦で延長十四回タイブレークを制したことで、後半勝負に自信を深めたという。「今日も最後に追い上げた。やり残したことはない」。真銅は涙を拭って、きっぱりと言った。
エース林「厳しいコースを狙いすぎた」
佐久長聖のエース林には悔しい立ち上がりになった。「厳しいコースを狙いすぎ、苦しくなってしまった」。一回は先頭へ与えた四球から1点を失い、二回も3長短打を集められて2失点。四回から救援を仰いだ。「エースらしい投球は出来なかったけど、長野県の代表として最後まで野球が出来てよかった」
●藤原監督(佐) 「選手は最後、あと1歩まで持っていってくれたが、勝つというのは難しいですね。3年生の意地がこのチームの原動力でした」