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「自分は初心者」言い訳やめた 甘えを捨てて4番打者に

作者:佚名  来源:本站原创   更新:2019-7-9 10:33:14  点击:  切换到繁體中文

 

第101回全国高校野球選手権長野大会は8日、4球場で1回戦計8試合があった。県営上田野球場では、駒ケ根工が投手戦の末、上田染谷丘を2―0で下した。9日はシード校が登場する。1回戦を勝ち上がった松商学園が佐久長聖と、松本国際が長野商と対戦。強豪同士の好カードに注目が集まる。


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4番の意地、犠打でつなぐ 軽井沢・内藤淳次郎選手(3年)


試合後、軽井沢の内藤淳次郎(3年)は、帽子を顔に押しつけた。「初心者」と思って始めた高校野球の3年間は、悲願の同校単独での公式戦一勝には届かなかった。「終わってしまった」。そう思ったとたん、涙があふれた。


高校はアルバイト中心に過ごすつもりだった。だが、入学式翌日に誘われて訪れた野球部でバットを握った。すると、「球を追いかけるだけで楽しいと感じた」。野球は少年野球をやっていた小学校以来。家で入部の話を切り出した。


だが、フライの捕球もままならない。エラーの度に「自分は初心者」と言い訳をしていたという。そんな姿勢に当時の監督は「甘えだ」。基礎の練習が毎日のように続いた。


1年の夏が終わると同級生は次々にチームを去った。昨夏は下級生が加わるが、3年生はいない。2年も内藤を含めて4人だけ。「自分が信頼されるような選手にならなければ」。徐々に甘えが自覚へと変わっていった。


信頼される打者になろうと、小学生を指導する叔父を頼った。今春以降は「練習後、ほぼ毎日教わった」。5月の練習試合では、力を抜いて振り切った打球が初の本塁打に。今大会の4番打者に抜擢(ばってき)された。


迎えた初戦。相手投手の「手前で少し浮く直球」に戸惑い、無安打に終わった。それでも、四回表には得意のバントで走者の山崎佑作(3年)を二塁に送り、先取点へとつなげた。


「実力不足。一勝したかった」。でも夢は明確になった。「将来は教員として戻ってきます。そして、生徒たちの努力と自分の采配で、必ず一勝します」(里見稔)



 

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