サッカーの天皇杯全日本選手権4回戦で2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でともにスペイン代表の初優勝に貢献した神戸のMFイニエスタと鳥栖のFWフェルナンドトーレスが、日本で初めて対戦した。ともに控えスタートだったが、フェルナンドトーレスは後半19分から出場し、終了間際に来日初ゴールを決めた。イニエスタは同11分から入った。試合は鳥栖が3―0で勝った。
フェルナンドトーレスは力強いドリブルで見せ場を作ると、後半39分に左クロスを右足で決めた。イニエスタはパス回しの中心となって劣勢だった神戸の攻撃のリズムを作った。2人は今夏、それぞれスペインのクラブから加入した。7月の加入会見の際に、フェルナンドトーレスは「彼(イニエスタ)と試合が出来るのを楽しみにしている。良い試合になることを期待している」。鳥栖戦を控え、イニエスタも「次の試合は大切な友人、トーレスと戦う特別な試合だ」と試合を心待ちにしていた。