停電で止まっていた北海道の公共交通は、7日昼前から続々と再開し始めた。
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北海道で震度7、道内の被害状況は
午前中に国内線ターミナルビルの閉鎖が解かれた新千歳空港は、午前11時前に到着便が就航後、航空各社が次々と運航を再開した。
新千歳空港と札幌市を結ぶJR「快速エアポート」上下線も午後1時40分から、運行を始めた。当初はいつもの半分の本数だったが、いまは通常通りのダイヤに戻りつつある。北海道新幹線(新函館北斗―新青森)は、上下線が午後0時半過ぎから再開した。
在来線は、函館と新函館北斗を結ぶ函館線「はこだてライナー」などが運転を再開した。ただ、函館線のそのほかの区間や根室線など、大半の路線は列車を動かすための電力が足りなかったり、地震でレールがゆがんだりしており、運行再開のめどが立っていない。
1日平均60万人以上が利用する札幌市営地下鉄は、午後2時20分以降、南北線、東西線、東豊線の3路線全線(総延長48キロ)で運行を再開した。運転本数はふだんよりも3、4割ほど少ない。札幌市内を循環する札幌市電も午前10時50分過ぎから再開した。(斎藤徹)