北海道佐呂間町で26日午後2時7分に39・5度を記録し、5月の全国の最高気温を更新した。
北海道では、この日朝から気温が上昇。道内で5月に35度を超えるのは観測史上初めて。このほか、帯広市で午後1時12分に38・8度、足寄町で同16分に38・7度、池田町で同20分に38・6度を記録するなど、各地で猛暑日(35度以上)となっている。
全国でも、各地で真夏日(30度以上)の暑さになりそうだ。
気象庁によると、北海道北見市や福島市で最高気温が36度と予想されている。また岩手、山形、埼玉、山梨、岐阜、京都、兵庫、大分などの各府県内で35度、東京都心部で33度と見込まれている。
気象庁は、最高気温が35度を超えると予想される場合に出す「高温注意情報」を北海道から九州にかけて発表。熱中症対策として、こまめな水分補給や帽子の利用などを呼びかけている。
一方、午後2時現在で全国で最も最高気温が低いのは、北海道えりも町の襟裳岬で14・3度。佐呂間町とは約250キロ離れているが、気温差は25・2度に達した。(伊沢健司)