21日夜に発生した北海道胆振地方中東部を震源とする最大震度6弱の地震をめぐり、SNS上などで不確定な情報が流れているとして、道警は公的機関による正確な情報を確認するよう注意を呼びかけている。
警備課によると、22日午後1時45分までにツイッターを中心に、公的機関の発表などに基づかない「流言飛語」として16件の投稿を確認。内容は「数時間後に本震が来る」、「韓国が地震兵器の試験をした」といったもので、中には、自衛隊員からの伝聞情報と称して書かれたものもあった。
16件には、鳩山由紀夫・元首相のツイッター公式アカウントの書き込みも含まれていた。「厚真町の地震は苫小牧での炭酸ガスの地中貯留実験CCSによるものではないかと書いたばかりの本日、再び地震が起きてしまった。CCSによる人災と呼ばざるを得ない」などと書かれていた。
道警は公的機関の発表に基づかず根拠が確認できない書き込みなどを見つけた場合、関係機関に連絡しているという。(磯部征紀)