6日未明に北海道で起きた地震による約295万戸の停電で、経済産業省は7日、午前6時までに全体の4割超に当たる約131万戸の停電が解消したと発表した。発電所の再稼働が進み、残る停電戸数は約164万戸となった。
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北海道で震度7、道内の被害状況は
経産省によると、7日午前5時時点で、水力発電所や火力発電所の再稼働に加え、本州からの電力融通で合計約154万キロワットを確保した。政府や北海道電力は7日中に約300万キロワットの供給力を確保したい考えだ。
だが、地震前日のピーク時の最大需要は約380万キロワットで、まだ足りない。北電最大の火力発電所である苫東厚真発電所(厚真町、165万キロワット)の発電機3基が地震の影響で損傷しており、道内の電力の完全復旧までは1週間以上かかる見通しという。