サッカーの国際親善試合キリンチャレンジカップが11日、大阪・パナソニックスタジアム吹田であり、日本代表(世界ランキング55位)はコスタリカ代表(同32位)に3―0で勝った。2022年のワールドカップ(W杯)カタール大会に向けての第一歩で、7月に就任が発表された森保一監督は初陣を白星で飾った。
先発には背番号10のMF中島翔哉(ポルティモネンセ)や初代表のDF佐々木翔(広島)が起用された。試合は日本のキックオフで始まり、前半16分にCKに合わせた佐々木のシュートがオウンゴールを誘って先制。後半21分、日本は中島、MF遠藤航(シントトロイデン)とパスをつないで、最後はMF南野拓実(ザルツブルク)が追加点を挙げた。終了間際には、途中出場のMF伊東純也(柏)が代表初ゴールを挙げた。
日本の先発は以下の通り。
▽GK 東口(ガ大阪)▽DF 室屋(FC東京)三浦(ガ大阪)槙野(浦和)佐々木(広島)遠藤(シントトロイデン)▽MF 青山(広島)堂安(フローニンゲン)中島(ポルティモネンセ)南野(ザルツブルク)▽FW 小林(川崎)
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森保監督 「全国で被災された方々に思いを届けようと、選手たちが走って戦ってくれた。まだチームはスタートしたばかり、常に成長していきたい」
中島 「もっといいプレーができると思うが、最初の試合にしてはよかった。周りの選手が助けてくれたので、本当に楽しかった」
青山 「森保さんの初戦なので絶対に勝ちたかった。(地震で試合が中止になった)札幌のみんなを元気にするという思いだった。これから新しい日本代表が始まる。また、強い代表を作っていきたい」
伊東 「短い時間で結果を出そうと思った。ゴールできてよかった。最後仕掛けてシュートで終わろうと思っていた。代表はいい選手が多いので、負けないようにがんばりたい」
南野 「まずはチームとして初戦で勝てたことは良かった。自分自身もゴールという結果を残せてうれしい。日本代表としてプレーすることは自分の目標でもありましたし、そこでゴールが取れたことがうれしかった。まずはアジア・カップまでのサバイバルにしっかり勝ち残っていきたい。10月も選ばれるように、チームに戻ってしっかりとやっていきたい」