将棋の高校生棋士、藤井聡太(そうた)七段(16)が14日、大阪市福島区の関西将棋会館で山崎(やまさき)隆之八段(37)との対局に臨んでいる。第60期王位戦(新聞三社連合主催)の予選の初戦だ。
藤井七段の今年度の成績は22対局を戦い、18勝4敗、勝率8割1分8厘。将棋界で勝率8割以上は絶好調だ。一方、山崎八段は2017年度に「NHK杯将棋トーナメント」と「将棋日本シリーズ JTプロ公式戦」の2棋戦で優勝した関西の強豪。本局は好取組と注目されている。
対局は午前10時に始まった。持ち時間は各4時間。終局は夕方から夜にかけてとなる見通し。
王位戦は、全棋士と女流棋士2人が参加。予選をトーナメントで行い、勝ち上がった棋士とシード棋士4人が紅白2ブロックに分かれてリーグ戦を行う。紅白の優勝者で挑戦者決定戦を行う。王位と挑戦者は例年7月から9月にかけて七番勝負を行う。(佐藤圭司)