兄がノーベル賞の「シシャモ店」営業再開 停電乗り越え——贯通日本资讯频道
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兄がノーベル賞の「シシャモ店」営業再開 停電乗り越え

6日未明、震度6強を観測した北海道むかわ町で、2日後に営業を再開した店がある。地元名産「鵡川(むかわ)シシャモ」で知られる水産物販売店「スズキ」。店主の鈴木譲さん(84)は、2010年にノーベル化学賞を受賞した鈴木章・北海道大名誉教授(88)の実弟だ。


北海道地震 支援情報


【災害INFO】地震が起きたときに役立つ情報など


北海道で震度7、道内の被害状況は


13日午後7時。あちこちで家屋が倒壊し、暗闇に沈んだ町の中心商店街の一角で、スズキの店内から明かりが漏れていた。中をのぞくと電話が鳴りやまない。「営業しています」「シシャモも大丈夫です」。譲さんが対応していた。


店は60年ほど前、譲さんが開いた。シシャモのほか、「カツオじょうゆ」などを販売しており、道内外から注文が来る。今回の地震でしょうゆ瓶が割れ、停電で冷蔵庫が使えなくなってシシャモが傷んだ。章さんからも「大丈夫か」と電話があった。


譲さんは近くの小学校に避難したが、「商人は商売をしなければダメだ」と8日には店内を片付け、営業を再開。「お客さんが心配して電話をかけてくれる。商品を買いに来てくれるお得意さんもいる。ありがたいことだ」と話した。(三浦英之)


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