仮想通貨交換サイト「Zaif(ザイフ)」から約70億円分の仮想通貨が不正流出した問題で、サイトを運営する仮想通貨大手テックビューロ(大阪市)は28日、新規の顧客受け入れを中止したと発表した。資産が流出した既存の顧客の保護に集中するという。
テックビューロは今月20日、顧客から預かっていた仮想通貨45億円分を含む約70億円分の仮想通貨の不正流出を公表。25日には金融庁から、顧客保護に万全を期すことなどを求める業務改善命令を受け、被害補償などを急ぐ。
すでに会員登録を済ませ、本人確認などの段階に進んでいる顧客については、引き続き受け入れの手続きを進める。(榊原謙)